2025年参議院選挙とは?投票日・仕組み・ポイントを簡単に解説

政治

「7月に選挙あるらしいけど、何の選挙なの?」
そんなふうに感じた人も多いかもしれません。
今回行われるのは、3年に1度の参議院選挙。全国すべての有権者が対象となる、国の政治に関わる大きな選挙で、今回はあわせて125の議席が争われます

この記事では、

  • そもそも参議院とは何なのか?
  • 衆議院との違いは?
  • 投票では何を選ぶのか?

などの基本を、わかりやすく解説していきます。

政治に詳しくなくても、これを読めば、「とりあえず今どんな選挙なのか」がすっきり理解できるはずです。

そもそも参議院ってなに?

「衆議院と参議院って、よく聞くけど違いはよく分からない」

そんなふうに思ってる人も多いと思います。
日本の国会はこの2つの“チーム”でできていて、今回の選挙ではそのうちの参議院のメンバーを選びます。

衆議院とのちがいは?

簡単に言うと、

  • 衆議院:法律を決めたり、内閣(総理大臣)を選んだりする“動かす側”
  • 参議院:衆議院の決定をチェックしたり、慎重に審議したりする“見張る側”

衆議院の議決が優先される場面も多く、ニュースではあまり注目されないこともありますが、参議院にも法案を止めたり、慎重な議論を求めたりできる重要な役割があります。

任期と選び方

  • 参議院議員の任期は6年
  • 3年ごとに半数ずつ改選される仕組みです
     → 今回はその“半数改選”のタイミングにあたります。

投票の仕組み:「2票あります」

参議院選挙では、投票用紙が2枚配られます。

なんで2枚かというと、さっきも少し出てきたけど、「人」と「政党」をそれぞれ別に選ぶから

【1枚目】選挙区の投票(都道府県ごと)

まず1枚目は、「自分が住んでいる都道府県」で立候補している人の中から、
「この人がいいな」と思う候補者を1人選んで書きます

たとえば東京なら、何人かの候補者がいて、その中から得票数の多い人から順に7人が当選、みたいなイメージ。

※県によって定数(=当選する人数)は違います。

【2枚目】比例代表の投票(全国区)

もう1枚は、「全国」を1つのエリアとして見る投票です。

ここでは、

  • 応援したい政党の名前を書く
  • その政党に所属する候補者の名前を書く

のどちらでもOK。
どっちで書いても、その政党に票が入る仕組みになってます。

さらに、候補者の名前で書くと、その人の「個人票」としてもカウントされるので、
「この人に国会に行ってほしい!」って気持ちを直接伝えることもできます。

※この仕組みはちょっと難しい名前で「非拘束名簿式」って言いますが、要は「名前で書くとその人にも政党にも入る」ってことだけ分かっていればOKです。

✅ ポイントは、「名前」と「政党」、どっちを書くか選べるってこと。
わからなければ、投票所の壁のポスターとかにもヒントがあります。

いつ?どこで?どうやって投票するの?

投票日は?

  • 公示日:7月3日(木)
  • 投票日:7月20日(日)
  • 期日前投票:7月4日(金)〜19日(土)まで

予定があって投票日に行けない人も、期日前投票でOK。
住んでる市区町村の役所や、駅前の特設会場などでサクッとできます。
(混んでないし、むしろこっちのほうが快適かも)

自分は投票できるの?

ざっくり言えば、こんな感じ:

  • 日本国籍があって
  • 投票日時点で18歳以上ならOK!

ただし注意点がひとつだけ。
引っ越したばかりの人は、前の住所地でしか投票できないことがあります。

「今の住所で投票できるか心配…」って人は、
届いた投票所入場券(ハガキ)に書いてある場所をチェックしてみてください。

当日、何持ってけばいい?

  • 「投票所入場券(ハガキ)」があるとスムーズ
  • なくても身分証(免許証など)があればOK!

今回の選挙、何が大事?

今回の選挙は、総理大臣が変わる選挙ではありませんが、与党と野党のバランスが変わる可能性がある選挙なんです。

ここでちょっと整理すると…

  • 衆議院は、選挙の結果で政権(=総理大臣)そのものが変わることがある
  • 一方、参議院は、政権は変わらないけど、法案が通りやすいかどうかに関わってくる

たとえば:

  • 与党が多数 → 政府の出した法案がスムーズに通る
  • 野党が伸びる → 法案を止めたり、修正を求めたりできる

つまり、「このままでいい?」とか「もっとこうしてほしい!」という空気感を、票で示せるチャンスなんです。

参院選って政権交代が起こるわけじゃないから、衆院選ほど目立ちにくいのは事実。
でも私たちの意見を政治に反映させられる貴重な機会なのは間違いない。

この選挙で選ばれる人たちは、

  • 税金をどう使うか
  • 働き方や子育て、教育制度をどうしていくか
  • ジェンダーや差別の問題をどう扱うか

…といった日常に関わる方針を決めていきます。
いきなり変わることは少なくても、数年かけて効いてくる。
そういう意味では、将来の分かれ道を選ぶような選挙なんです。

まとめ

  • 今回は、3年に1度行われる参議院通常選挙(全国規模)です。
  • 有権者は2票(選挙区+比例)を投じます。
  • 「誰を選ぶか」はもちろん、「どんな社会を目指すか」という視点で考える選挙でもあります。

「誰に投票すればいいのか分からない」という人へ

「投票はしたいけど、どこに入れたらいいか分からない」
実際そんなもんだと思います。

各政党でどんな違いがあるのか、比べるための情報をまとめました。👇

自分に近い考えを持つところを、ゆっくり選んでみてください。

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